製造工程

「紙の管」から「マルチの管」へ

「紙管」は特殊な板紙を素材にした「紙の管」です。しかし単なる「紙の管」ではなく、軽量で加工し易くコストパフォーマンスに優れ、しかもリサイクルが容易という数々のメリットを持っています。用途も情報、食品、製紙、建築に至るまで幅広く利用されています。最新の設備でタイムリーにお客様に供給できるフレキシブルな生産体制を整え、時代のトレンドとニーズを見極める社員育成も行っています。

「紙管」ができるまで

原紙入荷→リボン加工→製筒化/巻加工/荒切→自然乾燥/強制乾燥→仕上加工→仕上口金押入→出荷検査→梱包→出荷

「紙管」は古紙から造られた紙管原紙と呼ばれる板紙や、クラフト紙などをテープ状にスリット加工したものをマンドレルと呼ばれる金属製の芯に原紙を巻いて製造します。この紙を貼りあわせ、筒状にしたものを「紙管」と言います。紙の積層が多いほど、厚く、硬い「紙管」となります。巻き方(製法)には主に2種類あり、テープ状の紙をマンドレルに螺旋状に巻きつけながら積層するスパイラル製法とマンドレルに対し、原紙を垂直に巻きつけ積層する平巻製法があります。